里宮から御嶽山へ向かう道を辿り、三合目にある「清滝」と「新滝」。
特に「清滝」では、古くから御嶽山を信望する行者は皆、御山に登るためにはこの滝で百日の精進潔斎が必要とされていました。
全国から集う行者が、御嶽山登拝の前に必ず心身を清めた神聖な場所であり、現在でも行者だけではなく一般の方でも、滝行体験をする姿が見られます。
また「新滝」は、流れ落ちる滝を裏側から見ることのできる「裏見滝」とも呼ばれ、冬になると滝の流れが氷柱となり、荘厳にして神秘的な表情に変わります。
千年を超え、深い森と山間に荘厳な水音を響かせる名滝を訪ね、この夏、心身が洗われる冷気を堪能してください。
（新滝・清滝ともに落差は40ｍ〈王滝村村史より〉）