長野県山岳高原観光課よりツキノワグマによる人身被害防止のご連絡です。
昨年、王滝村でも多数のツキノワグマ目撃情報が寄せられました。
「自分は大丈夫」との過信は禁物です。皆でより安全に暮らせるよう日頃から気をつけて過ごしましょう。
ツキノワグマは木の新芽や草を食べ、森林を動きまわる時期です。
山菜採り等で、人がクマと遭遇しやすくなる時期になりますので、次の点にご注意ください。
また、クマを寄せ付ける原因となるものは適切な管理をしましょう。
■■■クマとの遭遇を避けるために■■■
◇ 朝夕の行動は避ける
朝夕はクマが活発に活動します。この時間帯に森林に入ることや山際を通行すること
は避けましょう。(注意...クマは昼間も行動します)
◇ 周囲の確認をする
・クマは聴覚や嗅覚が人より優れています。人の気配を感じたクマは自ら避けることが
あります。単独行動を避け、笛、ラジオ、クマ鈴など大きな音の出る物を携行しまし
ょう。
・山菜はクマが好んで食べる食材です。山菜採りの際は、周りの気配に注意しましょう。
・特に渓流沿いは水の音で、クマも人もお互いの気配を感じず接近してしまうことがあ
ります。
◇ クマのいる場所に近づかない
森林はクマの生息地で、どこにいてもおかしくありません。クマの足跡や糞などを見
つけたら、それ以上近づかずに引き返しましょう。
◇ 子グマを見たら立ち去る
子グマの近くには必ず母クマがいます。母クマは子グマを守るために、神経質になっ
ており、人がクマと近い距離にあると攻撃することがあります。子グマを見かけたら、
そのままそっと立ち去りましょう。また、母クマの姿は見えなくても、子グマのそば
には必ずいると思ってください。
◇ 飲食物は必ず持ち帰る
クマに人の食べ物の味を覚えさせないために、必ず自宅に持ち帰りましょう。
◇ 犬は連れて行かない
人の気配を感じたクマは、身を隠して人をやり過ごそうとしますが、一緒にいる犬に
吠えられるなどして、人へ攻撃をする場合があります。犬を連れて森林へ入るのはや
めましょう。
◇ 住宅・施設等の周りにクマを寄せ付けるものを屋外に長時間放置しない
以下の物は、建物にクマを引寄せる原因になります。適切な管理や処分をしましょう。
・生ゴミ(ゴミ箱) ・飲み残しの飲料
・ペットフード ・漬物
・雑排水(グリーストラップ) ・油性塗料、燃料