ライチョウ
氷河期の遺産(特別天然記念物)ライチョウ
ライチョウは2,400m以上の本州中部高山帯(北アルプス、南アルプス、御嶽山、火打山)のみのハイマツ帯や岩場に生息します。
短い嘴、眉の赤い肉冠、羽毛に覆われた脚部が特徴。地上生活を主とし、飛翔は直線的。羽毛は茶褐色と黒の斑、冬季は目のラインと尾羽の先端部の黒色を除いて純白に換羽。夏季と冬季の羽毛保護色転換は独特です。氷河期の遺留鳥といわれ、ハイマツの根元などに営巣し、5〜10卵を産むがその成鳥率は15%とも言われています。家族単位で生活し、コケモモ、イワカガミ、ツガザクラ、ハイマツなどの葉や果実を主な食料としています。
厳しい自然気象・天敵は自然界の掟ですが、人間のさまざまな行為がライチョウを追いやっていると言われています。登山者の残飯、ペット連れ登山、ゴミなど山岳環境の変化と共に、キツネなどの小型肉食獣、カラスなどが棲息域を広げるなどの生態系変化が見られ、その生息環境は急激に悪化が進んでいます。現在の生息数は、3000羽未満に減少、御嶽山には、約70羽と推定されています。ライチョウは絶滅危惧種(VU)としてレッドデータリストに挙げられその保護が改めて呼びかけられています。
ライチョウ:Lagopus mutus
ライチョウ類
ライチョウ科/日本にはライチョウとエゾライチョウの2種
棲息域:2,400m以上の中部高山帯
体長:約37cm 体重:約400〜450g
