檜/ひのき科
和名はこの木を摺り合わせて火を起こした「火の木」に由来。樹皮は赤褐色、樹形は円錐形で、幹は直立する。葉は鱗片状で十字に対生し、裏にはY字状に気孔群が白く見える。花は枝先につき、球果は10月頃成熟、種子は扁平で広い翼を持つ。乾燥に強く、尾根筋から中腹に生育。材質は木理が緻密で、香気と色沢があり、堅牢で腐朽に耐える。/用途:建築建具材・家具・彫刻等

椹/ひのき科
和名サワラギの略。ヒノキに比べ「さわらか」であることによる。ヒノキとの違いは、葉裏の白い気孔群がX字状に見える点。樹形は直立、幹は円錐形。赤褐色の樹皮は、縦に長く裂け、狭い薄片にはがれる。沢筋や窪地に生育する傾向があり、ヒノキよりも成長が旺盛。材質は、木理はやや粗く軽くて軟らかい。耐湿性に富み、酸類などの腐食にも耐える。/用途:桶類・家具・建具類等

別名クロベ/ひのき科
別名は黒部峡谷に多いことから。五木の中で最も耐寒冷・陰性に富む。太い枝を広げ、扁平した小枝と共に円錐形の樹冠を成し、赤黒褐色の樹皮は縦に不規則に裂け、薄くはげる。木理が通直で独特の芳香を放ち、水湿に耐え軽い材は、焼いて磨くと神代杉に似た木目模様が浮き出る。/用途:建具・器具・下駄・民芸品等
明日檜/別名ヒバ・アスヒ/ひのき科
和名は、明日ひのきになろうという由来から。樹形は円錐形。紫褐色、灰褐色の樹皮は縦に長く裂け、やや薄くはげる。無毛で光沢のある葉は、日本産の鱗状葉の中で最も幅広く、3列重なるように十字対生する。葉裏には広い気孔帯が白く見える。極端な陰樹で成長旺盛。水湿に耐える力が極めて強い。/用途:建築・土木材・船等
高野槇/こうやまき科
和名は高野山に多いことから。日本特産の一属一種で、乾燥地に生育し、峰筋、とくに表土の浅い岩石地等に多く、鋭く尖った端正な円錐形の樹冠を、他樹に抜き出して長大に成長。長枝は鱗片用、短枝は線形葉で輪生。これは2枚の葉が1枚になったもので、葉裏には癒着の跡である白色の気孔線の窪みが見られる。このことから氷河期の遺物と言われる。水湿に耐える点では五木中最高。/用途:桶類・風呂場内装材・船・橋梁等

















